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Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の, こだまし, 雲に入り, 野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

2017-05-13

君が思ほえて


秋津あきづを 人のかくれば 朝きし
君がおもほえて 嘆きはまず

作者不明:萬葉集 1405

出典:日本古典文学全集 萬葉集2 1999 小学館
注)秋津野 = 現所在不詳
注)人のかくれば = 人が口に出して言えば


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