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Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の, こだまし, 雲に入り, 野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

改訂情報:


- 二人乗り自転車の歌 重要: たくさん分かち合う→運命を共有する (韻に託けて文法無視で意訳した前訳を改訂)

- ホセ・カレーラス「光さす窓辺」 対訳付き原語歌詞追記

2017-05-21

鳴きとよむらむ


今もかも 大城の山に ほととぎす
鳴きとよむらむ われなけれども

大伴郎女おほとものいらつめ:萬葉集 1474


注)今もかも = 後に連体形を伴って〔疑問〕→ 今もそうか
注)とよむ = とよむ 響きわたる
注)…らむ = 〔連体形〕目前の事象ではないことへの推量 …していることでしょう
注)大城(おおき)の山 = 筑紫にある山

出典:日本古典文学全集 萬葉集2 1999 小学館
参照:岩波 古語辞典 補訂版 1990 岩波書店


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