かき霧らし 雨の降る夜を ほととぎす
鳴きて行くなり あはれその鳥
大伴旅人:萬葉集 1756
注)かき霧らし = カキ は天候の急激な変化を示す接頭語→空かき曇り
注)あはれ = 賞美の気持ちを表す声 (悲しみ 仏の慈悲 などを表すのは平安以降:岩波)
= "あっぱれ" の語源と思われる(土のちり)
= "あっぱれ" の語源と思われる(土のちり)
注)大伴 卿 = 卿 は高官に対する尊称 万葉集では大伴旅人をさすのが例
出典:新編日本古典文学全集 萬葉集2 1999 小学館
参照:岩波 古語辞典 補訂版 1990 岩波書店
改訂:2017.05.25 注釈、あはれ = → 岩波古語辞典 訳②による
加筆:2017.05.25 注釈に、あはれ = "あっぱれ" の語源と思われる(土のちり)
訂正:2017.05.26 1.日本古典文学全集→ 新編日本古典文学全集 2.万葉集→ 萬葉集
改訂:2019.11.02 レイアウト更新 題詞加筆 他
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