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Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の、こだまし、雲に入り、野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

2017-05-12

いつか来鳴かむ


朝霞あさかすみ たなびく野辺のへに あしひきの
山ほととぎす いつか来鳴かむ

作者不明:萬葉集 1940


出典:日本古典文学全集 萬葉集3 1999 小学館
注)あしひきの =〔枕詞〕山 峰 などにかかる
注)…む =〔推量〕…だろう


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