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Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の, こだまし, 雲に入り, 野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

改訂情報:


- 二人乗り自転車の歌 重要: たくさん分かち合う→運命を共有する (韻に託けて文法無視で意訳した前訳を改訂)

- ホセ・カレーラス「光さす窓辺」 対訳付き原語歌詞追記

2017-05-11

いたくな鳴きそ


ほととぎす いたくな鳴きそ ひとり
らえぬに 聞けば苦しも

大伴郎女おほとものいらつめ:萬葉集 1484


出典:日本古典文学全集 萬葉集2 1999 小学館
注)いたく = ひどく はなはだしく
注)な…そ = …ないでくれ
注)ひとり居て = ひとりで座っていて(寝ずに)
注)眠の寝らえぬ = 寝ても眠れぬ
注)…に =〔確定条件〕…ので
注)…も =〔詠嘆〕…ことよ


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