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Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の, こだまし, 雲に入り, 野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

2017-05-10

けだしや鳴きし

詞書: 額田王のたてまつりし歌一首



古に 恋ふらむ鳥は ほととぎす
  けだしや鳴きし がおもへるごと


額田王ぬかたのおほきみ:萬葉集 112



注)題詞: 和し奉りし=答え奉った → 弓削皇子から贈られた歌に答えた
注)古に恋ふる= 昔のことを恋い慕う(大系) 亡き人を慕う(全集)
注)…む =〔仮定/婉曲〕…ような
注)けだしや =〔推量〕きっと おそらく
注)…し =〔強調〕…にちがいない
注)弓削皇子(天武天皇の第六皇子)と額田王(かつて天武の寵を受けた)は天武への思慕を共にし得た仲であった(大系)


出典:新日本古典文学大系 萬葉集1 2000 岩波書店
参照:新編日本古典文学全集 萬葉集1 1999 小学館
   岩波 古語辞典 補訂版 1990 岩波書店


Link:弓削皇子から贈られた歌「鳴き渡り行く


改訂:2018.07.04 出典変更 全面改訂
2021.01.26 誤記訂正 作者名→額田王, 注釈語義訂正 …む=…ような, リンク更新"鳴き渡り行く"



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