「四行詩」は 中原中也 "最期の詩" なり
四行詩
おまへはもう静かな部屋に歸るがよい。
煥發する都會の夜々の燈火を後に、
おまへはもう、郊外の道を辿るがよい。
そして心の呟きを、ゆつくりと聽くがよい。
煥發する都會の夜々の燈火を後に、
おまへはもう、郊外の道を辿るがよい。
そして心の呟きを、ゆつくりと聽くがよい。
中原中也 1907-1937「未刊詩篇」より
出典:中原中也全詩集 P.464 1972 角川書店
注)煥發 = かんぱつ 輝き現れること
注)煥發 = かんぱつ 輝き現れること
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