これはアクセスが異常に少なかった記事の、書式等を改めての再掲載です。
この記事は一週間ほど前に一度アップしたものですが、どういうわけかこの記事へのアクセスが、他の同類の記事の 1/10 から 1/20 と異常に少なく、これは何か特別な理由、例えば、記事へのアクセスに障害があった、などがなければありえないような数字だと思います。
それではこの素敵な音楽があまりにもかわいそうなので、既存の記事を削除し今日の日付でもう一度アップし直します。
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"Magdalena - Vals sentimental"
マグダレーナ - センチメンタルなワルツ
作曲者は、ファン・ロドリゲス(Juan Rodríguez)、ブエノスアイレスのピアニスト及び作曲家。
ブエノスアイレスといえば、哀愁を帯びたセンチメンタルな旋律を特徴とするアルゼンチンタンゴ発祥の地。
そこで活躍する作曲家の本領を伺わせるかのようなワルツ、その名も、女性の名前+センチメンタルなワルツ。
どこかで聴いたことのあるような、ノスタルジックなメロディーではあります。
演奏はフランスの、ドミニク・ボワッスィ(Dominique Boissy)氏によるブロックフレーテ(リコーダー)。
彼のネット上の演奏コレクションには、EPレコード(ビニール)盤の再生による演奏も含まれていたりするので、これは、プロの演奏家の引退後の演奏活動のようです。
ドミニクという名なので長い間女性だとばかり思っていましたが、気になって調べてみたらこの名前は男女共通とのことで、演奏者は年配の男性でした。
吹いている楽器はアルトのブロックフレーテなのですが、高音域がピーポーとうるさく鳴らず、ちょっとハスキーで乾いた感じ、それでいて柔らかさのある魅力的な音色です。
このような古楽器は、古ければ古いほど、音の強弱をコントロールできる範囲が狭いようですが、この曲の演奏ではそれがかえって淡々とした雰囲気をかもし出し、その音色と相まって、遠く過ぎ去った世界に、時空を超えて、せつなく響きます。
しかしこの音、これはおそらく、広く使われて見慣れているバロック期のブロックフレーテの音ではなく、ルネッサンス期のそれに違いないと思います。
楽器を見れば形が違っていてすぐ判るのですが、音だけだと、時代を超えた個性的な音のする楽器があるやもしれず、確かなことは言えません。
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Bravo !!!!!!!!!!!!!!!!!!!
1'50"
"マグダレーナ - センチメンタルなワルツ"
"Magdalena - Vals sentimental"
Composed: Juan Rodríguez(1895.10.19 - 1928.4.4)
Transcription: Tony Wilkinson
Altblockflöte: Dominique Boissy
Piano:Unknown
"Magdalena - Vals sentimental"
Composed: Juan Rodríguez(1895.10.19 - 1928.4.4)
Transcription: Tony Wilkinson
Altblockflöte: Dominique Boissy
Piano:Unknown
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楽器の名称 - ブロックフレーテとリコーダーについて:
このブログでは、今後、世間で多くの場合リコーダーと呼ばれている楽器を、ブロックフレーテと呼ぶことにします。
Blockflöte、この楽器が開発され発展したドイツで呼ばれている名称です。
リコーダーの名は、英語で Recorder と呼ばれるところからきていると思います。
しかし、それでは録音機や記録装置などとごちゃ混ぜ、いったいどういう神経……。
昔、オーディオも趣味だったころ、録音にもかなり凝った時期があって、いろいろな Tape Recorder を使いました。それもあって、楽器を Recorder と呼ぶのにはどうしてもなじめません。
しかも、英語でなぜ Recorder と呼ばれるようになったのか、その理由もはっきりてしないようです。イギリスのどこかの愚か者が間違ってなにかにそう書いたのが広まってしまったのかもしれません。
よりによって、そんなおかしなものに倣う必要がどこにあるのでしょう。
第一、私の若い頃、この楽器はブロックフレーテと呼ばれていました。レコードのジャケットも、新聞の音楽記事もそう書いていました。今でも、ドイツ原盤の CD, DVD にはブロックフレーテと書かれていることが多いようです。
まぁ、人によって、あるいは多くの人にとって、どうでもいいようなことなのかも知れませんが、ここ、私のブログでは、ブロックフレーテと書くことにします。
「長い物には巻かれろ」という諺が大嫌いなので… このバカな諺が生む愚かさがどれだけこの国を蝕んでいることか……。
このブログでは、今後、世間で多くの場合リコーダーと呼ばれている楽器を、ブロックフレーテと呼ぶことにします。
Blockflöte、この楽器が開発され発展したドイツで呼ばれている名称です。
リコーダーの名は、英語で Recorder と呼ばれるところからきていると思います。
しかし、それでは録音機や記録装置などとごちゃ混ぜ、いったいどういう神経……。
昔、オーディオも趣味だったころ、録音にもかなり凝った時期があって、いろいろな Tape Recorder を使いました。それもあって、楽器を Recorder と呼ぶのにはどうしてもなじめません。
しかも、英語でなぜ Recorder と呼ばれるようになったのか、その理由もはっきりてしないようです。イギリスのどこかの愚か者が間違ってなにかにそう書いたのが広まってしまったのかもしれません。
よりによって、そんなおかしなものに倣う必要がどこにあるのでしょう。
第一、私の若い頃、この楽器はブロックフレーテと呼ばれていました。レコードのジャケットも、新聞の音楽記事もそう書いていました。今でも、ドイツ原盤の CD, DVD にはブロックフレーテと書かれていることが多いようです。
まぁ、人によって、あるいは多くの人にとって、どうでもいいようなことなのかも知れませんが、ここ、私のブログでは、ブロックフレーテと書くことにします。
「長い物には巻かれろ」という諺が大嫌いなので… このバカな諺が生む愚かさがどれだけこの国を蝕んでいることか……。
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