Click Icon or Scroll up

Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の、こだまし、雲に入り、野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

2017-06-03

その鳴く声を


ほととぎす なかる国にも きてしか
その鳴くこえを 聞けば苦しも

弓削皇子ゆげのみこ:萬葉集 1467

注)なかる = (なくある)→いない
注)…てしか = 〔願望〕…たいものだ
注)…しも = 〔強調〕…ことよ

出典:新編日本古典文学全集 萬葉集2 1999 小学館
参照:岩波 古語辞典 補訂版 1990 岩波書店


0 件のコメント:

コメントを投稿

      ********** 投稿要領 **********
1. [公開] ボタンは記入内容を管理者宛に送信し即公開はしません
 (サイト劣悪仕様により当該文字列変更不能)
2. 非公開希望の場合もその旨記述しこのボタンで送信して下さい
3. 送信された記述内容は管理者の承認を経て原則公開されます
4. 反公序良俗, 政治的偏向過剰, 宣伝, 広告, スパム等は不可
      **********************************