Click Icon or Scroll

Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の, こだまし, 雲に入り, 野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

改訂情報:


- The Alexander Brothers : Nobody's Child 改訂が多岐に亘るため11/28付け改訂版をアップ

- ホセ・カレーラス「光さす窓辺」 対訳付き原語歌詞掲載

2017-06-19

山田一雄指揮 日本合唱協会「夏の思い出」


尾瀬には、行きたい、いきたい… と言っていたが、とうとう一度も行けなかった……。

尾瀬は人気がありすぎて、シーズン中は訪れる人も多く、木道を列をなして歩くハイカーの姿を思い浮かべて、つい敬遠してしまいました。
オフシーズンに、と思ったたこともありましたが、アプローチの距離が長いこともあって二の足を踏んでしまいました。

代わりに、というわけではないのですが、尾瀬から遠くない湿原、鬼怒沼には3,4回訪れました。
鬼怒沼は、標高2000m超にある、一目で見渡せる小さな湿原。
尾瀬より1000m以上高く、植生が違っていて派手な花などはなく、静かで落ち着いた、天上の楽園。

鬼怒川を遡った一番奥、標高1400mにある山小屋風の日光沢温泉に連泊して、渓谷を散策したり、標高差約600mの鬼怒沼まで往復したり。
いつも、シーズンのピークを避けて訪れたので、多くても数人の訪問者と行き違う程度の登山(標高差600mを登るのはいっぱしの登山です)で静かな湿原と澄んだ冷たい空気を味わうことができました。

最後に訪れたのが、たしか1999年の夏… 18年前
……… 遠い、とおい昔の、夏の思い出です。


∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴


貼り込んだクリップは、日本のクラシック音楽草分けの指揮者 山田一雄さん(愛称ヤマカズさん)指揮 による、日本合唱協会「夏の思い出」。
大変凝った編曲ですが、誰によるのもか不明。それでも、たぶん、作曲もされた ”ヤマカズさん” 自身の編曲と推察します。

この曲の、他の多くの演奏とは少し趣が違います。

  静かに、厳かに、言葉にならぬ想いはハミングにのせ、ハーモニーが、響く……

”ヤマカズさん” が、ここに託したメッセージ…… 遠いとおい夏の思い出、再び戻ることは叶わぬ思い出に、涙しているかのように、聴こえます。

  鎮魂 ……

    Bravo !!!!!!!!!!!


∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴


「夏の思い出」
作詞:江間章子 作曲:中田喜直
合唱:日本合唱協会 指揮:山田一雄


0 件のコメント:

コメントを投稿

      ********** 投稿要領 **********
1. [公開] ボタンは記入内容を管理者宛に送信し即公開はしません
 (サイト劣悪仕様により当該文字列変更不能)
2. 非公開希望の場合もその旨記述しこのボタンで送信して下さい
3. 送信された記述内容は管理者の承認を経て原則公開されます
4. 反公序良俗, 政治的偏向過剰, 宣伝, 広告, スパム等は不可
      **********************************