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Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の、こだまし、雲に入り、野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

2017-06-16

鳴くほととぎす


皆人みなひとの 待ちし卯の花 散りぬとも
鳴くほととぎす われ忘れめや

大伴清縄おほとものきよつな:萬葉集 1482


注)散りぬとも = ぬ〔助動 完了〕+ とも〔助 既定事実を仮定の形で強調〕散ってしまっても
注)…めや = め〔助動 む 已然形〕+ や〔助 已然形を承け反語〕…しよう、いや …しない → …しない!

出典:新編日本古典文学全集 萬葉集2 1999 小学館
参照:岩波 古語辞典 補訂版 1990 岩波書店

改訂:6/16 注)の内容改正
  :6/16 注)に加筆 ” → …しない!”


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