Click Icon or Scroll up

Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の、こだまし、雲に入り、野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

2017-06-29

散らしてむとか

 

題詞: 大伴家持おほとものやかもち の、霍公鳥ほととぎすおそくをうらみし歌二首 その一

 
 
 
 
がやどの 花橘を ほととぎす
来鳴かず 地 つちに 散らしてむとか



大伴家持おほとものやかもち:萬葉集 1486


注)花橘 = 橘の花
注)…てむ = きっと…てしまう
注)…とか = (共通の認識に)…そういうことか?




出典:新日本古典文学大系 萬葉集2 2000 岩波書店 (大系)
参照:岩波 古語辞典 補訂版 1990 岩波書店


改訂:2020.06.18 出典変更 レイアウト更新 題詞追記



0 件のコメント:

コメントを投稿

      ********** 投稿要領 **********
1. [公開] ボタンは記入内容を管理者宛に送信し即公開はしません
 (サイト劣悪仕様により当該文字列変更不能)
2. 非公開希望の場合もその旨記述しこのボタンで送信して下さい
3. 送信された記述内容は管理者の承認を経て原則公開されます
4. 反公序良俗, 政治的偏向過剰, 宣伝, 広告, スパム等は不可
      **********************************