題詞:老いたる身に病を重ね、年を経て辛苦み、また児等を思ふ歌七首 長一首 短六首
反歌 その五
反歌 その五
水沫なす もろき命も 栲繩の
千尋にもがと 願ひ暮しつ
山上憶良:萬葉集 902
注)水沫なす = 水の泡のような
注)栲繩の = 枕詞 長いもの こと にかかる
注)千尋 = 1尋(両手を広げた長さ)の千倍 計れぬほど長い
注)‥‥にもが = ‥‥でありたい
出典:新編日本古典文学全集 萬葉集2 1999 小学館(全集)
参照:小学館 全文全訳 古語辞典 2004 小学館(辞典)
新日本古典文学大系 萬葉集1 2000 岩波書店(大系)
新日本古典文学大系 萬葉集1 2000 岩波書店(大系)
同反歌その一:「音のみし泣かゆ」
同反歌その二:「去ななと思へど」
改訂:2023.11.11 レイアウト更新, リンク追記
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