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cogito ......


東明しののめ の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく、、、、、小旗の如く涕なかんかな

    或あるはまた別れの言葉の、こだまし、雲に入り、野末にひびき
    海の上への風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

       中原中也「老いたる者をして」- 詩集「在りし日の歌」より

2017-03-17

もろき命も


題詞:老いたる身に病やまいを重かさね、年を経て辛苦たしなみ、また児等こらを思ふ歌七首 長一首 短六首
反歌 その五



水沫みなわなす もろき命いのちも 栲繩たくなはの
千尋ちひろにもがと 願ひ暮しつ

山上憶良やまのうへのおくら:萬葉集 902


注)水沫なす = 水の泡のような
注)栲繩の = 枕詞 長いもの こと にかかる
注)千尋 = 1尋(両手を広げた長さ)の千倍 計れぬほど長い
注)‥‥にもが = ‥‥でありたい


出典:新編日本古典文学全集 萬葉集2 1999 小学館(全集)
参照:小学館 全文全訳 古語辞典 2004 小学館(辞典)
新日本古典文学大系 萬葉集1 2000 岩波書店(大系)

同反歌その一:「音のみし泣かゆ」
同反歌その二:「去ななと思へど」


改訂:2023.11.11 レイアウト更新, リンク追記


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