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Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の, こだまし, 雲に入り, 野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

改訂情報:


- 二人乗り自転車の歌 重要: たくさん分かち合う→運命を共有する (韻に託けて文法無視で意訳した前訳を改訂)

- ホセ・カレーラス「光さす窓辺」 対訳付き原語歌詞追記

2017-03-28

雲にたなびく


昨日きのふこそ 君はありしか 思はぬに
浜松のうへに 雲にたなびく

大伴三中おほとものみなか:万葉集


出典:日本古典文学全集 萬葉集1 1999 小学館
注)…こそ = 已然形 逆接条件を表す
注)…か = 念を押す気持ちを表す …ではないか
注)思はぬに = 思も及ばず
注)雲に… = 雲となって…


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