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Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の、こだまし、雲に入り、野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

2017-03-05

「刑事フォイル (Foyle's War)」


常日頃、テレビのスイッチを入れることはほとんどなく、ますます浮世離れが進んだ生活になってしまっています。 そんな中、唯一の例外。その放映をテレビの毎週日曜日の視聴予約に設定して楽しみにしている番組があります。



まずは、その番組の大変すばらしいテーマ曲から。
 
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1'29"

"Foyle's war - main theme"
Composed by: Jim Parker


「刑事フォイル」( Foyle's War ) 日曜日 午後 9:00 BS3 プレミアム

3月19日改定:
 * 新シリーズは 3/12(日)で終了。
 *第一回からの再放送が 3/12(土)から始まっています。
 *再放送は、毎週土曜日 午後5時 BS3 プレミアム(4/29(土)まで)



イングリッシュ・ホルン(オーボエの仲間、一回り大きく低い音が出る)とバスーン(ファゴット:仏)はイギリスの国民的楽器なのでしょう、フルートとクラリネットも交えて、戦争の悲哀へのやりきれぬ思いが切なく胸に響きます。
特に、後編で事件が解明された後、このメロディーがタイトルバックに流れると、時に、その戦争の爪痕に、その重さに、あまりにも悲しく響きますが、木管楽器の響きには、なお暖かさ、ぬくもりがこもっていて、いつまでも聞いていたくなってしまいます。

フォイルが、次々と起こる事件を追う。そこで、あきらかにされるのは、否応なく戦争に巻き込まれ翻弄されてしまった人々、それぞれの姿。
原題の "Foyle's War" が示す通り、そこで炙り出されるのは、戦争の悲しさ、愚かさ。



注)イングリッシュ・ホルン = English Horn (仏: cor anglais) オーボエとよく似たダブル・リードの楽器で、オーボエより完全5度低い音が出る。ドボルザークの交響曲第9番「新世界より」の第二楽章のテーマ("家路" という歌のメロディーとして知られる)の演奏に使われて、広く親しまれています。


改訂:2017.12.02 更新記事案内記載
2017.12.16 更新記事案内を更新
2018.07.31 レイアウト更新 末梢表現変更
2018.10.31 イングリッシュ・ホルン説明 他末梢表現加筆
2018.12.03 作曲者名 Jim Parker 追記
2019.06.22 後続の放送予定更新記事を削除し当記事へリダイレクト設定 他
2019.11.06 リード文字サイズ変更 15→16
2020.01.18 ビデオクリップ変更 フェードアウトなし 2'12" でコーダ
2020.03.26 ビデオ再変更→より愛着の強いオリジナルのクリップに
2020.07.12 放送予定記述に取消線付加


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