題詞:(山上憶良の) 老いたる身に病を重ね、年を経て辛苦み、また児等を思ふ歌七首 長一首 短六首
反歌 その二
反歌 その二
すべもなく 苦しくあれば 出で走り
去ななと思へど 此らに障りぬ
山上憶良:萬葉集 899
注)去なな = 去な〔去ぬ:自動ナ変:未然:去る, 逃げる, 死ぬ〕+な〔終助詞:自己の意志・願望〕…たい
注)此ら = 此〔代名詞:これ〕+ら〔主として人を表す名詞・代名詞に付く〕…たち (複数)/ここでは憶良の子等
注)障やり = 〔障やる:自動ラ四:連用:差し支える, 妨げられる〕
出典:新編日本古典文学全集 萬葉集2 1999 小学館(全集)
参照:小学館 全文全訳 古語辞典 2004 小学館(辞典)
新日本古典文学大系 萬葉集1 2000 岩波書店(大系)
新日本古典文学大系 萬葉集1 2000 岩波書店(大系)
同反歌その一:「音のみし泣かゆ」
同反歌その五:「もろき命も」
改訂:2023.11.11 レイアウト更新, リンク追記, 出典変更
2023.11.17 題詞に憶良の名を追記
2023.11.23 注) 末梢変更
2023.11.17 題詞に憶良の名を追記
2023.11.23 注) 末梢変更
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