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Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の、こだまし、雲に入り、野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

2016-10-01

秋風寒み


題詞:つきたち 移りて後に、秋風を悲嘆して 家持やかもちが作る歌一首




うつせみの 世はつねなしと 知るものを

秋風寒み しのひつるかも


大伴家持おほとものやかもち:萬葉集465


注)寒み = さむ〔さむし・形・語幹・寒い〕+み=〔接尾語・形容詞語幹等につき・…ので …だから〕
注)つる = つ〔助動詞・連体・完了〕
注)かも = 〔終助詞・強い詠嘆・…ことよ …だなあ〕


出典:新編日本古典文学全集 萬葉集1 1994 小学館
参照:学研 全訳 古語辞典改訂第二版 2014 学研教育出版
小学館 全文全訳 古語辞典 2004 小学館


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