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Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の, こだまし, 雲に入り, 野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

改訂情報:


- The Alexander Brothers : Nobody's Child リードに加筆, 一部記述変更

- ホセ・カレーラス「光さす窓辺」 対訳付き原語歌詞掲載

2016-10-13

うらぶれ立てり


く川の 過ぎにし人の 手折たをらめば
うらぶれ立てり 三輪の檜原ひばら

柿本人麿かきのもとひとまろ:万葉集

注)行く川の = 枕詞;過ぎさった人・物にかかる
注)過ぎにし人 = 亡くなった人
注)‥らめば = ‥らなかったので(已然形)
注)三輪の檜原 = 神聖な三輪の地の檜の原(檜の枝で髪を飾ると霊力を取り込めるとされた)

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