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Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の、こだまし、雲に入り、野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

2017-04-28

ありて後にも


玉のを 沫緒あわをりて 結べらば
ありて後にも はざらめやも

紀女郎きのいらつめ:万葉集

出典:日本古典文学全集 萬葉集1 1999 小学館
注)玉の緒 = 宝玉などを通した短い紐 短い命(魂:たま)にも譬えられる
注)沫緒 = 糸あるいは紐の撚り方の一種
注)結べらば = 結ぶならば
注)ありて後 = 生き長らえた後
注)逢はざらめやも = 逢えないでしょうか…いえ…


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