岩代の 浜松が枝を 引き結び
ま幸くあらば またかへり見む
有間皇子:萬葉集 141
注)有馬皇子 = 中大兄皇子(後の天智天皇)の謀略といわれる謀反の咎により絞首された(大系[日本書紀]:抄録)
注)岩代 = 熊野古道(現和歌山県)の白浜近く 太平洋に面した地域(俗解)
注)結べる = (枝を)結んだ : 紐 枝 草 などを結び 願い事を 盟約 予祝した(全集:抄録)
注)ま幸く = ま〈真・接頭語〉+幸く〈副詞・無事に/変わりなく〉(全文) まったく無事で(土のちり)
出典:日本古典文学全集 萬葉集1 1999 小学館(全集)
参照:新日本古典文学大系 萬葉集1 2000 岩波書店 (大系)
:小学館 全文全訳 古語辞典 2004 小学館(全文)
:小学館 全文全訳 古語辞典 2004 小学館(全文)
改訂:2018.11.27 レイアウト更新 題詞追記 注釈加筆
:2018.11.30 注釈重複等誤記訂正加筆
:2018.11.30 注釈重複等誤記訂正加筆
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