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Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の、こだまし、雲に入り、野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

2017-02-16

奪ひて咲ける


題詞:梅花ばいかの歌三十二首 あはせて序
のちに梅の歌に追和ついわする四首 その二



雪の色を うばひて咲ける 梅の花
さかりなり 見む人もがも


大伴旅人おほとものたびと:萬葉集 850

注)見む = 見て思う, 理解する
注)…もがも = 〔願望〕…があったらいいなぁ
注)詠み人は山上憶良である可能性がある(全集)


出典:新編日本古典文学全集 萬葉集2 1999 小学館(全集)
参照:新日本古典文学大系 萬葉集1 2000 岩波書店(大系)
小学館 全文全訳 古語辞典 2004 小学館(辞典)

改訂:2024.01.21 全面刷新


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