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Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の, こだまし, 雲に入り, 野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

2017-02-20

うぐひす鳴くも


うちらし 雪は降りつつ しかすがに
吾家わぎへの園に うぐひす鳴くも

大伴家持おほとものやかもち:万葉集


注)うち… = ちょっと すっかり
注)霧らす = 雪や霧などで曇る
注)しかすがに = しかしながら そうではあるが
注)…も = 〔詠嘆〕…なぁ …ことよ
出典:日本古典文学全集 萬葉集2 1999 小学館

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