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Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の、こだまし、雲に入り、野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

2017-02-24

手向くさ


白波しらなみの 浜松がの 手向たむけくさ
幾代いくよまでにか 年のぬらむ

川島皇子かはしまのみこ:万葉集


注)白波の = 浜にかかる修飾語の枕詞的用法
注)手向けくさ = 行路の平安を祈り道の神に供える 布 木綿 糸 など
注)幾代 = どれほどの年月
注)…ぬらむ = 完了+推量
出典:日本古典文学全集 萬葉集1 1999 小学館

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