Click Icon or Scroll up

Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の、こだまし、雲に入り、野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

2016-11-02

織るもみち葉に

 

題詞:大津皇子おほつのみこの御歌一首

 
 
 
 
たてもなく ぬきも定めず 娘子をとめらが

織るもみち葉に 霜な降りそね


大津皇子おほつのみこ:万葉集 1512



出典:新日本古典文学大系 萬葉集4 2000 岩波書店
参照:新編日本古典文学全集 萬葉集4 1999 小学館
  :岩波 古語辞典 補訂版 1990 岩波書店

注)娘子 = 仙女
注)な降りそね = 降るな 降らないでくれ

改訂:2018.10.14 注釈誤字訂正 少女→娘子 記事タイトルを歌の記述に合わせ変更 レイアウト更新



0 件のコメント:

コメントを投稿

      ********** 投稿要領 **********
1. [公開] ボタンは記入内容を管理者宛に送信し即公開はしません
 (サイト劣悪仕様により当該文字列変更不能)
2. 非公開希望の場合もその旨記述しこのボタンで送信して下さい
3. 送信された記述内容は管理者の承認を経て原則公開されます
4. 反公序良俗, 政治的偏向過剰, 宣伝, 広告, スパム等は不可
      **********************************