さ夜中に 友呼ぶ千鳥 物思ふと
わびをる時に 鳴きつつもとな
わびをる時に 鳴きつつもとな
大神女郎 :萬葉集 618
注)…と=〈格助詞・目的〉…しようとして …と思って …ながら
注)わびをる=わび〈わぶ・自動・バ行上二・連用・悲観する/なげく〉+をる〈居り・自ラ変・連体・存在する/いる/座っている〉虚しくしている 沈んでいる
注)…つつもとな=つつ〈接続助詞・継続・…続ける〉+ も〈係助詞・強意〉+ とな〈連語・…というんだんね〉鳴き続けるというんだね!
出典:新日本古典文学大系 萬葉集1 2000 岩波書店 (大系)
参照:小学館 全文全訳 古語辞典 2004 小学館(全文)
改訂:2018.12.20 脱字訂正 思ふと→物思ふと m(_ _)m
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