うつそみの 人なる我や 明日よりは
二上山を 弟と我が見む
二上山を 弟と我が見む
大来皇女:萬葉集 165
関連:「見まく欲り」大来皇女
注)題詞:屍=かばね 謀反の嫌疑で自害させられた大津皇子の亡骸を "罪死の人だったので「屍」の字が使われたのであろう(体系)"
注)うつそみの=うつせみの の古形 枕詞: 世 世の人 人 などにかかる(辞典)
注)弟=いろせ 謀反の嫌疑をかけられ磐余(奈良)の自宅で自害させられた弟の大津皇子を指す
注)弟=いろせ 同母の兄弟を指す語(大系)
出典:新日本古典文学大系 萬葉集1 2000 岩波書店
参照:新編日本古典文学全集 萬葉集1 1999 小学館
:岩波 古語辞典 補訂版 1990 岩波書店
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