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Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の、こだまし、雲に入り、野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

2016-08-21

雲隠りにき


題詞:死去しにしことを悲嘆して作る歌一首 あはせて短歌 その短歌



  反 歌

とどぬ いのちにしあれば しきたへの
いへゆはでて 雲隠くもがくりにき

                大伴坂上郎女おほとものさかのうえいらつめ:萬葉集461



注)敷栲の=枕詞 :床(とこ)、枕、など(慣れ親しんだもの)にかかる
注)家ゆは=家から
注)雲隠りにき=雲隠れしてしまった

出典:新編日本古典文学全集 萬葉集1 1994 小学館
参照:全文全訳 古語辞典 2004 小学館


改訂:2021.08.03 題詞加筆, レイアウト更新, 他



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