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cogito ......


 東明 しののめ の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく、、、、、小旗の如くかんかな

    あるはまた別れの言葉の、こだまし、雲に入り、野末にひびき
    海のの風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

2026-07-08

明石海人「瞳のおくに」


歌集「白描」 第二部 かげ より

うつつ




近づけば すなはち消ゆる
  瞳のおくに 空をいただく 花苑はあり


明石 海人



注)花苑=花+苑〔音:エン 訓:その〕囲いをして、植物を植え、または、鳥獣を放し飼いにする所(大辞泉)


参照:大辞泉 1995 小学館 (大辞泉)

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明石海人氏のプロフィールは先行記事「明石海人 : 歌集『白描』」" に詳しく記していますが、私の個人的関心事がもう一つあります。それは、通った小学校が同じ、つまり、氏は同窓の大先輩にあたります。通学していた時期には半世紀近い隔たりがありますが、同じ木造一階建のあの校舎で学んだのだろうと思われます。

私はといえば高齢となり、歳とともに可能性は失われ、呼び戻される悔恨と長い間遠ざかっていた望郷の思いに時が流れることがあります。

明石氏は、病に肉体を侵されて視力も声も失い、受け入れ難い宿命を負わされそれと戦い、私が生まれる5年前に37歳で亡くなっています。恐らくは、悔恨にも望郷の思いにも無縁のうちに、生の半ばでそれを断たれた。その思い如何ばかりか…

それはきっと、自身の歌に詠み込まれているに違いない。



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