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Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の、こだまし、雲に入り、野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

2017-09-18

松は知るらむ


つばさなす ありがよひつつ 見らめども
人こそ知らね 松は知るらむ

山上憶良やまのうえのおくら:萬葉集 145


注)翼なす = 有間皇子ありまのみこの霊魂が天翔けて(体系/全集 要約)
注)あり… = 引き続き行われることを表す接頭語的用法(全集)
注)…らめ = 〔推量〕現在の 今もなお起きている 事態の推量〔已然形〕(辞典)
注)…ね = 〔打消〕ず の已然形(辞典)
注)…らむ = 〔推量〕現在の 今もなお起きている 事態の推量〔終止形〕(辞典)

出典:新日本古典文学大系 萬葉集1 2000 岩波書店
参照:新編日本古典文学全集 萬葉集1 1999 小学館
   岩波 古語辞典 補訂版 1990 岩波書店


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