詞書:山上憶良 の 追和 する歌一首
ここで憶良が追和している歌は、謀反の疑いで捕らえられ護送される途中であった有間皇子が、19歳の若さで死を予感しながら詠まれた、旅の安全と再会を願い松の枝を結んだ歌二首。
そのうちの一首が「ま幸くあらば」(2017.2.28 掲載)
翼なす あり通ひつつ 見らめども
人こそ知らね 松は知るらむ
山上憶良:萬葉集 145
注)追和 = 他人の作品に共鳴し付け加えて詩歌をつくること(全集)
注)翼なす = 有間皇子の霊魂が鳥が飛びかけるように空中を飛行していると想像していう(全集)
注)あり(通いつつ)… = 〔あり〕引き続き行われることを表す接頭語的用法:行き来しながら(全集)
注)…らめ =〔推量〕現在の 今もなお起きている 事態の推量〔已然形〕見てもいらっしゃるだろう(辞典/全集)
注)…ね =〔打消〕ず の已然形:人にはわからないだけで(辞典/全集)
注)…らむ =〔推量〕今もなお起きている事態の推量〔終止形〕:松は知っていよう(辞典/全集)
出典:新編日本古典文学全集 萬葉集2 1999 小学館(全集)
参照:新日本古典文学大系 萬葉集1 2000 岩波書店(大系)
小学館 全文全訳 古語辞典 2004 小学館(辞典)
小学館 全文全訳 古語辞典 2004 小学館(辞典)
改訂:2026.02.09 レイアウト更新及全面改訂
0 件のコメント:
コメントを投稿
********** 投稿要領 **********
1. [公開] ボタンは記入内容を管理者に送信し即公開はせず
(サイト劣悪仕様により不適切ボタン名の変更不能)
2. 非公開希望の場合もその旨記述し同ボタンで送信下さい
3. 送信内容は管理者の許諾を得たのち公開されるのが原則
4. 反公序良俗, 政治的偏向, 宣伝, 他サイト誘導 等々は不可
**********************************