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cogito ......


 東明 しののめ の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく、、、、、小旗の如くかんかな

    あるはまた別れの言葉の、こだまし、雲に入り、野末にひびき
    海のの風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

    中原中也「老いたる者をして」- 詩集「在りし日の歌」より

2017-09-18

松は知るらむ


詞書:山上憶良やまのうえのおくら追和ついわ する歌一首




ここで憶良が追和している歌は、謀反の疑いで捕らえられ護送される途中であった有間皇子ありまのみこが、19歳の若さで死を予感しながら詠まれた、旅の安全と再会を願い松の枝を結んだ歌二首。
そのうちの一首が「ま幸くあらば」(2017.2.28 掲載)



つばさなす ありがよひつつ 見らめども
人こそ知らね 松は知るらむ

山上憶良やまのうえのおくら:萬葉集 145




注)追和 = 他人の作品に共鳴し付け加えて詩歌をつくること(全集)
注)翼なす = 有間皇子の霊魂が鳥が飛びかけるように空中を飛行していると想像していう(全集)
注)あり(通いつつ)… = 〔あり〕引き続き行われることを表す接頭語的用法:行き来しながら(全集)
注)…らめ =〔推量〕現在の 今もなお起きている 事態の推量〔已然形〕見てもいらっしゃるだろう(辞典/全集)
注)…ね =〔打消〕ず の已然形:人にはわからないだけで(辞典/全集)
注)…らむ =〔推量〕今もなお起きている事態の推量〔終止形〕:松は知っていよう(辞典/全集)

出典:新編日本古典文学全集 萬葉集2 1999 小学館(全集)
参照:新日本古典文学大系 萬葉集1 2000 岩波書店(大系)
小学館 全文全訳 古語辞典 2004 小学館(辞典)


改訂:2026.02.09 レイアウト更新及全面改訂



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