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Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の, こだまし, 雲に入り, 野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

改訂情報:


- 二人乗り自転車の歌 重要: たくさん分かち合う→運命を共有する (韻に託けて文法無視で意訳した前訳を改訂)

- ホセ・カレーラス「光さす窓辺」 対訳付き原語歌詞追記

2016-12-05

むろの木見むごとに

 

題詞: 天平てんぴやう 二年庚午かうご の冬十二月、太宰帥大伴卿だざいのそちおほともきやう みやこ に向ひて道にのぼる時に作る答歌五首
   その二

 
 
 
ともの浦の いそのむろの木 見むごとに
  あひ見しいもは 忘らえめやも


大伴旅人おほとものたびと:萬葉集 447




注)鞆の浦 = 広島県福山市鞆地区にある景勝地
注)むろの木 = ヒノキ科の常緑針葉樹 古代 神木として崇められた


出典:新編日本古典文学全集 萬葉集 1999 小学館 (全集)
参照:学研 全訳古語辞典 改訂第二版 2014 学研 (全訳)
小学館 全文全訳 古語辞典 2004 小学館 (全文)



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