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Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の、こだまし、雲に入り、野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

2016-12-10

野いちご


昨日、近くの駅前広場で。





止め置いた自転車のスタンドを跳ね上げようとすると、足元の歩道と建物のコンクリートの狭間に… わずかな草あり、赤い色鮮やか。
自転車を除け、かがんで見る。

久米川駅北口前 2016.12.09

野いちご…?
この寒空に?

調べてみると、葉の形や色、五弁の萼、蔓状の茎など、どうやら「コバノフユイチゴ」という品種らしい。
葉や茎の色は草もみじという趣だが、拡大してみると、赤い実がみずみずしく輝いている。

クリスマス正月商戦で店頭に並ぶ人為的な赤いイチゴは、貧困なる時代精神の象徴。といっても、おもてなしのような用途にはつい買ってしまいますが……。


寒空の下、自生して赤い実を結ぶ野いちご…… 「いざ生きめやも」


改訂:2016.12.12 貧困なる精神 → 貧困なる時代精神
   2020.07.04 レイアウト微調整 末梢表現加筆


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