Click Icon or Scroll

Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の, こだまし, 雲に入り, 野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

改訂情報:


- 二人乗り自転車の歌 重要: たくさん分かち合う→運命を共有する (韻に託けて文法無視で意訳した前訳を改訂)

- ホセ・カレーラス「光さす窓辺」 対訳付き原語歌詞追記

2019-03-31

山桜花

 

題詞:山部宿禰赤人やまべのすくねあかひとの歌四首 その二

 
 
 
あしひきの 山桜花やまさくらばな 並べて
  かく咲きたらば はだ恋ひめやも


山部赤人やまべのあかひと:萬葉集1425




注)日並べて=幾日も続けて(全集)
注)はだ=はた〔将•接続〕あるいは それとも(全文)
注)はだ恋ひめやも=結句「甚恋目夜裳」は,「波太古非米夜母」(万葉集4051)にならって「はだこひめやも」と訓む説 (『完訳日本の古典万葉集』) に従う。この「恋ふ」は、対象を目にしながらなお飽き足りなく思う意(大系)。



出典:新日本古典文学大系 萬葉集2 2000 岩波書店 (大系)
参照:新編日本古典文学全集 萬葉集2 1999 小学館 (全集)
小学館 全文全訳 古語辞典 2004 小学館 (全文)



0 件のコメント:

コメントを投稿

      ********** 投稿要領 **********
1. [公開] ボタンは記入内容を管理者宛に送信し即公開はしません
 (サイト劣悪仕様により当該文字列変更不能)
2. 非公開希望の場合もその旨記述しこのボタンで送信して下さい
3. 送信された記述内容は管理者の承認を経て原則公開されます
4. 反公序良俗, 政治的偏向過剰, 宣伝, 広告, スパム等は不可
      **********************************