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Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の, こだまし, 雲に入り, 野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

改訂情報:


- 二人乗り自転車の歌 重要: たくさん分かち合う→運命を共有する (韻に託けて文法無視で意訳した前訳を改訂)

- ホセ・カレーラス「光さす窓辺」 対訳付き原語歌詞追記

2019-03-27

ハイネ/メンデルスゾーン "歌の翼に" !!! 歌唱ビデオ更新 !!!


ハインリッヒ・ハイネ作詞 "歌の翼にきみを乗せ"。
この詩にフェリックス・メンデルスゾーンが作曲して広く親しまれている歌曲 "歌の翼に"。
今は昔、津川主一氏の日本語訳の歌詞(歌の翼をかり〜てゆ〜かな〜)がついたこの曲を中学校で習った懐かしい曲です。




歌の翼にきみを乗せ


歌の翼にきみを乗せ
つくにの
ガンジスの野へ連れ行かん、
われは知る、いともぐしき辺りをば。

あかき花咲く園ありて
静かなる月影そこに照りわたり、
あまたの蓮花はちすきみを待つ、
そのはらからを待つごとく。

すみれまいさざめきて
星々の高き光を打ち見上げ
薔薇ばらはひそかに物語る、
いとかぐわしき物語。

たちの良き、心のさと羚羊かもしか
かたえを走り、もののにふと聴き入りて立ち止まる。
はるかに遠きものの
かしこき河の波のおと。

かしこに行きて、椰子やしの葉の
かげにわれらいこうべし。
愛と憩いを共に飲み
こよなきさちを夢に見ん。



Heinrich Heine 1797-1856 "Auf Flügeln des Gesanges" aus Buch der Lieder
ハインリッヒ・ハイネ 1797-1856 「歌の翼にきみを乗せ」 歌の本 より:片山敏彦 訳



出典:ハイネ詩集 片山敏彦 訳 1951 新潮文庫
参照:新譯 ハイネ詩集 片山敏彦 訳 1938 新潮社


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メンデルスゾーンの "歌の翼に" をペーター・シュライアーの歌で。
この曲の歌詞は、ハイネの詩「歌の翼にきみを乗せ」の翻案によるもので、メロディーに合わせて短くし、また繰り返しを挿入したものになっています。

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Bravo !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

3'22"
"歌の翼に"
Comp: Felix Mendelssohn
Ten: Peter Schreier
Pf: Walter Olbertz
Recorded: 1972




改訂:20210608 歌唱ビデオクリップ リンク切れ対応

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