この詩にフェリックス・メンデルスゾーンが作曲して広く親しまれている歌曲 "歌の翼に"。
今は昔、津川主一氏の日本語訳の歌詞(歌の翼をかり〜てゆ〜かな〜)がついたこの曲を中学校で習った懐かしい曲です。
歌の翼にきみを乗せ
歌の翼にきみを乗せ
遠つくにの
ガンジスの野へ連れ行かん、
われは知る、いとも愛ぐしき辺りをば。
紅き花咲く園ありて
静かなる月影そこに照りわたり、
あまたの蓮花きみを待つ、
そのはらからを待つごとく。
菫は笑まいさざめきて
星々の高き光を打ち見上げ
薔薇はひそかに物語る、
いと香わしき物語。
性の良き、心の賢き羚羊は
傍えを走り、ものの音にふと聴き入りて立ち止まる。
遥かに遠きものの音は
畏き河の波のおと。
かしこに行きて、椰子の葉の
翳にわれら憩うべし。
愛と憩いを共に飲み
こよなき幸を夢に見ん。
遠つくにの
ガンジスの野へ連れ行かん、
われは知る、いとも愛ぐしき辺りをば。
紅き花咲く園ありて
静かなる月影そこに照りわたり、
あまたの蓮花きみを待つ、
そのはらからを待つごとく。
菫は笑まいさざめきて
星々の高き光を打ち見上げ
薔薇はひそかに物語る、
いと香わしき物語。
性の良き、心の賢き羚羊は
傍えを走り、ものの音にふと聴き入りて立ち止まる。
遥かに遠きものの音は
畏き河の波のおと。
かしこに行きて、椰子の葉の
翳にわれら憩うべし。
愛と憩いを共に飲み
こよなき幸を夢に見ん。
Heinrich Heine 1797-1856 "Auf Flügeln des Gesanges" aus Buch der Lieder
ハインリッヒ・ハイネ 1797-1856 「歌の翼にきみを乗せ」 歌の本 より:片山敏彦 訳
ハインリッヒ・ハイネ 1797-1856 「歌の翼にきみを乗せ」 歌の本 より:片山敏彦 訳
出典:ハイネ詩集 片山敏彦 訳 1951 新潮文庫
参照:新譯 ハイネ詩集 片山敏彦 訳 1938 新潮社
参照:新譯 ハイネ詩集 片山敏彦 訳 1938 新潮社
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メンデルスゾーンの "歌の翼に" をペーター・シュライアーの歌で。
この曲の歌詞は、ハイネの詩「歌の翼にきみを乗せ」の翻案によるもので、メロディーに合わせて短くし、また繰り返しを挿入したものになっています。
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Bravo !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
3'22"
"歌の翼に"
Comp: Felix Mendelssohn
Ten: Peter Schreier
Pf: Walter Olbertz
Recorded: 1972
Comp: Felix Mendelssohn
Ten: Peter Schreier
Pf: Walter Olbertz
Recorded: 1972
改訂:20210608 歌唱ビデオクリップ リンク切れ対応
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