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Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の, こだまし, 雲に入り, 野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

改訂情報:


- The Alexander Brothers : Nobody's Child リードに加筆, 一部記述変更

- ホセ・カレーラス「光さす窓辺」 対訳付き原語歌詞掲載

2017-08-29

寝ねぬ朝明に


おもふと ねぬ朝明あさけに ほととぎす
鳴きてさ渡る すべなきまでに


作者不明:萬葉集 1960


注)… と = 〜とて の意で目的/意図を表すがここでは原因を示し 〜て に近い(全集)
注)さ… = 接頭語 語義不詳(辞典)
注)すべなきまでに = 切ないほどに なんともどうしようもないほどに(大系)

出典:新日本古典文学大系 萬葉集4 2000 岩波書店
参照:新編日本古典文学全集 萬葉集4 1999 小学館
  :岩波 古語辞典 補訂版 1990 岩波書店


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