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Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の, こだまし, 雲に入り, 野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

2017-08-10

「ヴェニスの舟歌」歌詞探し その後


歌詞探しの進捗状況

前の記事へのリンク :「ヴェニスの舟歌」歌詞探し



・ブログ読者様からのコメントは、ゼロ。残念です…。

・JASRAC に「ベニス/ヴェネチアの舟歌」作曲:メンデルスゾーン の登録あり

   作品コード    題 名          内容  権利者      保護
1. 139-1440-5 ベニスの舟歌      作詞 上田寿四郎   消滅   (Op.????)
2. 076-0299-5 ヴェネチアの舟歌  作詞  津川主一    消滅   (Op.57-6)
3. 076-0299-5 ヴェネチアの舟歌  訳詞  津川主一    全委託 (Op.57-6)

*上記 1. の上田寿四郎氏の作詞が探している歌詞である可能性がある。
 津川氏の訳詞と作詞を調べたら、別の舟歌、作品 57−6、に付けられたものであった。

・歌詞の検索だけでなく、昭和34年前後の中学校音楽の教科書の古本を探した。
 Yahoo!オークションに出品されている、昭和28年の中学音楽3(全音教科書)に
 メンデルスゾーン作曲「ベニスの舟歌」が載っていることが判明。

出版年が数年先行しているが、上記、上田寿四郎氏作詞のものが載っていると考えるのが順当である上、その教科書で習った可能性もあるので、早速、定価40円(!) の教科書を600円で落札。
この教科書さえ届けば一件落着、のような気分で着荷を待っていたが………
開いてびっくり、同じ曲ではあるが、全く違う歌詞であった。
舟歌であるから、舟、艪、水面、などの単語こそあるが、他は全く見覚えのない内容であった。

この歌詞で習って、メロディーだけ覚え、歌詞は一言残らず忘れ…… 後日、別の歌詞で歌われるのを何処かで聞いて、中学でもその歌詞で習った、と勘違いした……。
まさかと思うが、この可能性は簡単には否定できない。

この昭和28年の教科書の作詞者は 植村 甫 となっている。
調べてみたら、これは偽名で、本当の作詞者は、当該教科書編集者二名の内の一人、黒沢隆智氏であった。
そして、この出版元、全音教科書株式会社が中学校の音楽の教科書を出版していたのは、昭和 24年〜31年 の間に限られることが判った。
つまり、私が中学校に入学した時には、全音の音楽の教科書は、どのような形にしろ、すでに出版されていなかった。
ということは、私は、別の教科書の歌詞で習ったということになるから、学校で習った時の歌詞は一言残らず忘れ、後日聞いた別の歌詞にすり替わって記憶している、という疑いは晴れた。

大ボケの疑いがとりあえず晴れたのはいいが、次にこれという策がない。
教科書図書館とか国会図書館を利用する手もあるが、これ、ちょっと敷居が高いようなので、気長に、当時の教科書が古書として市場に出るのを待つのがいいかと思うが。
しかし、昭和30年代の中頃、中学音楽の教科書は10社から出版されていた上、1年、2年、3年用 とあるので、候補の教科書は30冊。
敷居が高いなどと言っていたら…… 浦島太郎の余生はそんなに長くないのだから、頑張って調べるしかないか。

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昔、テレビがまだ白黒放送だった頃、毎日、夕方、数分間の、アメリカ製連続マンガがありました。タイトルは、確か、「スパンキーとマック」、いや「それいけスパンキー」だったかも……
正味わずか3分間ほどのその日のストーリーの終わり方がふるっていて、毎日必ず、「たーすけて〜〜〜!」「マックゥ〜〜〜!」「スパンキィ〜〜〜!」で、フェードアウト。
これが面白くて、ほぼ毎日見ては、喜んでいました。
それを倣って、今日のブログも、

  「たーすけて〜〜〜!」


改訂:2018.07.30 レイアウト更新 末梢表現変更
2020.06.26 前記事へのリンク掲載
2022.10.22 末梢表現変更



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