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Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の, こだまし, 雲に入り, 野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

改訂情報:


- 二人乗り自転車の歌 重要: たくさん分かち合う→運命を共有する (韻に託けて文法無視で意訳した前訳を改訂)

- ホセ・カレーラス「光さす窓辺」 対訳付き原語歌詞追記

2017-01-04

濁れる酒を


題詞:大宰師大伴卿ださいのそちおほともきやうさけめし歌十三首


しるしなき 物をおもはずは  一杯 ひとつき
にごれる酒を 飲むべくあるらし


笠大伴旅人おほとものたびと:萬葉集 338



注)酒を讃めし歌十三首より、その一
注)験=ためし しるし 効果(辞典) _な物=確かめられない 幽玄/霊界の事象など(U.D.)
注)…は=提題の助詞 その承ける語を話題として提示し 解答・解決・説明を求める(辞典)

出典:新日本古典文学大系 萬葉集1 2000 岩波書店
参照:岩波 古語辞典 補訂版 1990 岩波書店

改訂:20171204 題詞追記 注釈補遺



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