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Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の, こだまし, 雲に入り, 野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

改訂情報:


- 二人乗り自転車の歌 重要: たくさん分かち合う→運命を共有する (韻に託けて文法無視で意訳した前訳を改訂)

- ホセ・カレーラス「光さす窓辺」 対訳付き原語歌詞追記

2017-01-03

にほはさましを


草枕くさまくら 旅行く君と 知らませば
岸の埴生はにふに にほはさましを

清江娘子すみのえのをとめこ:万葉集

注)草枕 = 野宿や仮寝による旅
注)知らませば = 知っていたらば
注)埴生 = 赤黄色の粘土 陶器の原料 布を赤く彩る染料
注)にほは(さ)= 彩らさせ
注)…ましを = …てあげたかった
  *赤色には降魔・除厄の霊力があると考えられていた
  ( Ref. 古代祭祀研究会-古代人と赤色)

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