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Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の, こだまし, 雲に入り, 野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

改訂情報:


- 二人乗り自転車の歌 重要: たくさん分かち合う→運命を共有する (韻に託けて文法無視で意訳した前訳を改訂)

- ホセ・カレーラス「光さす窓辺」 対訳付き原語歌詞追記

2019-08-30

小鹿の角の

 

題詞:柿本朝臣人麿かきのもとのあそみひとまろの の歌三首 その二

 
 
 
夏野行く 小鹿をしかつのの つか
  いもが心を 忘れておもへや


柿本人麿かきのもとのひとまろの:萬葉集 502




注)小鹿の角=牡鹿の角は毎年生え変わり夏の間は角が短い
注)…の=〔格助•連体修飾的用法〕…のような
注)忘れて思(ふ)=忘れてしまって思わなくなるの意 (大系)
注)…や=〔係助・反語〕 …か, いや…ではない, …のはずはない,


出典:新日本古典文学大系 萬葉集1 2000 岩波書店 (大系)
参照:新編日本古典文学全集 萬葉集1 1999 小学館 (全集)
小学館 全文全訳 古語辞典 2004 小学館 (全文)



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