夏野行く 小鹿の角の 束の間も
妹が心を 忘れて思へや
妹が心を 忘れて思へや
柿本人麿:萬葉集 502
注)小鹿の角=牡鹿の角は毎年生え変わり夏の間は角が短い
注)…の=〔格助•連体修飾的用法〕…のような
注)忘れて思(ふ)=忘れてしまって思わなくなるの意 (大系)
注)…や=〔係助・反語〕 …か, いや…ではない, …のはずはない,
出典:新日本古典文学大系 萬葉集1 2000 岩波書店 (大系)
参照:新編日本古典文学全集 萬葉集1 1999 小学館 (全集)
小学館 全文全訳 古語辞典 2004 小学館 (全文)
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