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Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の, こだまし, 雲に入り, 野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

2019-08-29

雨つつみ

 

題詞:藤原朝臣八束ふじわらあそみやつかの歌二首 その一


 
 
 
ここにありて 春日かすがやいづち あまつつみ
  でて行かねば 恋ひつつぞ


藤原八束:萬葉集 1570




注)いづち= 【何方・何処】〔代名〕どの方向. どちら. どこ(全文)
注)雨つつみ= 雨に降り込められて(体系)



出典:新日本古典文学大系 萬葉集2 2000 岩波書店 (大系)
参照:新編日本古典文学全集 萬葉集2 1999 小学館 (全集)
学研 全訳古語辞典 改訂第二版 2014 小学館 (全訳)


改訂:2019.07.30 記事 alibi-19 (7/20) より短歌のみ分離、掲載



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