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Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の, こだまし, 雲に入り, 野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

改訂情報:


- 二人乗り自転車の歌 重要: たくさん分かち合う→運命を共有する (韻に託けて文法無視で意訳した前訳を改訂)

- ホセ・カレーラス「光さす窓辺」 対訳付き原語歌詞追記

2019-07-04

いぶせかりけり(改訂版)

 

 題詞: 大伴宿禰家持おほとものすくねやかもち の、紀女郎きのいらつめ報贈ほうぞうせし歌一首

 
 
 
ひさかたの 雨の降る日を ただひとり
山辺やまへれば いぶせかりけり


大伴家持おほとものやかもち:万葉集 769



注)いぶせかりけり = いぶせかり〔いぶせし•形ク•連用•気持ちが悪い/不愉快/うっとうしい〕+けり〔連歌•俳諧などで切れ字として用い•詠嘆の意〕(全文)


出典:新日本古典文学大系 萬葉集1 2000 岩波書店 (大系)
参照:小学館 全文全訳 古語辞典 2004 小学館 (全文)


改訂:2019.07.04 出典変更により本文漢字かなルビ変更. 注釈内容変更. レイアウト更新



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