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Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の、こだまし、雲に入り、野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

2019-07-20

alibi-19: 玄関前にカブトムシ


アリバイ その19。
今週から車いすをやめ、歩いて買い物へ。
玄関前はいつもながら賑やか、小さな蜘蛛やカナブンやウスバカゲロウ、数えきれぬ極小1〜2ミリの羽虫、等々で。あれ、今日はカブトムシも。



雨に閉じ込められ、自然界にはない偽りの光につられて迷いこんで来たのだろうが、ここは草も木も水もないコンクリート・ジャングル。
疲れているようでもあり、臨終間近のようでもあったが、ここよりマシと外に放り投げてやると、バタバタ、バタバタと、羽ばたきながら、雨に濡れた大地に落ちていった。


∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥



"alibi-19: 玄関前のカブトムシ"
しかし、どうして君はそれほどまでコワモテなのだ?



改訂:2019.07.30 短歌 "雨つつみ" を削除 (独立記事に記載予定)



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