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Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の, こだまし, 雲に入り, 野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

2020-02-29

G.ショッカー氏自作演奏 "後悔と決心"


ゲイリー・ショッカー氏が自身の作曲による "Regrets and Resolutions(後悔と決心)" をピッコロで演奏します。



最近、痛めている親指にフルートが重く感じられるため、ピッコロ の音をじっくり聴きてみたくなりました。それで、改めてこの演奏を聴いてみました。
このビデオの収録は、ピッコロの音は鋭さもある良い音に録れていますが、演奏会場が修道院の礼拝堂のようなところで決して広くはないためかピアノの共鳴板 (上蓋) を一部しか開いてなく、それとおそらくはオフ・マイクであるためにピアノの音が丸く柔らかく響いています。心地よい音ですが、ピッコロとの間髪を入れぬスピーディーなやりとりのためには、再生されるピアノの音の立ち上がりに鋭さが足りない感じがします。反面、ピッコロの音の軽やかさスピーディーさがより際立つ効果になってもいるようです。

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以下、2018年4月8日の記事「藤井香織 & 裕子さん "後悔と決心"」からその一部を引用します。

ゲイリー・ショッカー氏は 1959 年アメリカ生まれジュリアード音楽院出身のフルーティストであり作曲家。
「後悔と決心」という、曲名としてはなんとも変わった名前で、そのせいでずいぶん前から曲名だけは知っていました。しかし、およそ感性に訴える命名とはいえず、何か理屈っぽい暗い感じさえ受けてしまって食指が動きませんでした。

だいぶ前に、藤井さん姉妹の演奏でフォーレのシシリエンヌを聴いた時に、二人がこの曲の演奏もしていることを知って、それなら聴いてみようかと。

聴いてみると、あにはからんや、こんなに、しっとりとした情緒と、軽快でスリリングな、楽しい曲であったとは。
フルートとピアノが一体となって、歯切れよくスピーディーに "鳴らす" 趣向が多くありますが、さすが、同じような音楽的な環境に育った実の姉妹ならではと思わせる、ぴったりと息のあった快演!
これはきっと、ピアノが伴奏者として遠慮して後ろに控えているのではなく、フルートと対等に楽器を鳴らし二人で合わせているから、こんなにもスリリングなのでしょう。
これなら、ピアノ伴奏付フルート独奏曲ではなく、フルートとピアノの合奏曲。


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Bravo !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

7'50"
"Regrets and Resolutions(後悔と決心)on piccolo"
Comp: Gary Schocker
Pic: Gary Schocker
Pf: Fumi Kuwajima
Site: Holy Cross Monastery, West Park, NY
Date: July 11, 2017



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