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Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の、こだまし、雲に入り、野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

2019-11-12

居り明かして

 

夜通し起きたまま……

 
 
 
題詞: 磐姫皇后 いはのひめくわうごう の、天皇てんわうおもひて御作つくりたまひし歌四首 その二 

    ほんの歌にはく
 
 
かして 君をば待たむ ぬばたまの
  わが黒髪に 霜はふるとも


  左注:右の一首は古歌集こかしふうち



磐姫皇后 いはのひめくわうごう:萬葉集 89




注)かして=夜通し起きたまま (大系)
注)ぬばたまの=〔枕詞〕黒, 夜, 闇, 髪, などに掛かり, 転じて夜に関連する夢, 月, などにもかかる (全文全訳)


出典:新日本古典文学大系 萬葉集1 2000 岩波書店 (大系)
参照:新編日本古典文学全集 萬葉集1 1999 小学館 (全集)
小学館 全文全訳 古語辞典 2004 小学館 (全文全訳)
学研 全訳古語辞典 改訂第二版 2014 学研 (全訳)



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