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Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の, こだまし, 雲に入り, 野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

2024-12-24

ハインリッヒ・ハイネ「麗はしく金色に照る」


詩集「遺詩」より




麗はしく金色に照る


麗はしく、金色に照る星よ、
いと遠きかのひとに言ひ告げよ、
われ今も、こゝろ病みおもわ蒼ざめ
渝らざる思ひに生くと。



Heinrich Heine 1827 Schöne, helle,goldne aus Nachlese
ハインリッヒ・ハイネ「麗しく金色に照る」遺詩より:片山敏彦 訳


注)渝らざる = かわらざる:渝る〔動ラ五(四)〕代わる/替わる/換わる (辞泉)



出典:新譯 ハイネ詩集 片山敏彦 訳 1938 新潮社
参照:小学館大辞泉 1995 小学館 (辞泉)





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