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Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の、こだまし、雲に入り、野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

2020-04-15

待てど来鳴かず


題詞: 大伴家持おほとものやかもち の、 霍公鳥ほととぎす の歌一首




ほととぎす 待てど来鳴かず あやめぐさ
  玉にく日を いまだ遠みか



大伴家持おほとものやかもち:萬葉集 1490



注)あやめぐさ= ショウブ, 菖蒲(俗解)
注)玉に貫く日= ショウブを五月五日の節句の薬玉に使うことを指す(俗解)
注)遠みか=遠〔とほし•形•語幹〕+み〔接尾語•理由…ので, …から〕+か〔係助•疑問〕(全訳+俗解)


出典:新日本古典文学大系 萬葉集2 2000 岩波書店 (大系)
参照:新編日本古典文学全集 萬葉集2 1999 小学館 (全集)
学研 全訳古語辞典 改訂第二版 2014 学研 (全訳)




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