あたかも、平服で目立つ化粧もしないかのよう、喉に力を入れて声もつくらず、ひたすら言葉は大切に……。
このビデオクリップを掲載している YouTube の投稿に、次のようなコメントが寄せられていました。
「中学生の頃に聞いた。10年たった今、こんなに素敵な歌詞なんだと気づいた。日本語って良いですね。」
やった! 落ち着いて考えれば誰でもそう思うこと。白鳥英美子さんの功績大。
これからは、もう「見れる」なんて、言わないようにしましょう。
えっ、なんのことか… って?
アラァー! 昭和も遠くなりにけり。
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春霞 たなびきにけり 久方の
月の桂も 花や咲くらむ
月の桂も 花や咲くらむ
紀貫之 後撰集18
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朧月夜
菜の花畠に 入日薄れ
見わたす山の端、霞ふかし
春風そよふく 空を見れば
夕月かかりて にほひ淡し
里わの火影も 森の色も
田中の小路を たどる人も
蛙のなく音も かねの音も
さながら霞める 朧月夜
見わたす山の端、霞ふかし
春風そよふく 空を見れば
夕月かかりて にほひ淡し
里わの火影も 森の色も
田中の小路を たどる人も
蛙のなく音も かねの音も
さながら霞める 朧月夜
高野辰之
注)里わ=里のあたり《“さとみ(里曲)“ の平安時代以後の誤読》(辞泉)
注)さながら=そのまま, もとのまま《副詞 “さ“+接続助詞 “ながら“ から》(辞泉)
注)霞める=→翳める:音や形などをはっきりしない状態にする《翳むの文語体〔マ下二〕》(辞泉)
“霞める“ ではなく “翳める“ が正しい? (俗解)
“霞める“ ではなく “翳める“ が正しい? (俗解)
参照:小学館 大辞泉 1995 小学館 (辞泉)
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Brava !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
3’16“
「朧月夜」
作詞:高野辰之
作曲: 岡野貞一
Sop.:白鳥英美子
作曲: 岡野貞一
Sop.:白鳥英美子
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