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Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の, こだまし, 雲に入り, 野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

改訂情報:


- 二人乗り自転車の歌 重要: たくさん分かち合う→運命を共有する (韻に託けて文法無視で意訳した前訳を改訂)

- ホセ・カレーラス「光さす窓辺」 対訳付き原語歌詞追記

2018-05-04

「となりのトトロ」母親の病室のモデル


サツキとメイが木の枝に座ってお母さんのいる病室の中を覗くシーン、そのモデルとなった、病室と窓の前のヒマラヤスギ。



先日入院した新山手病院は、狭山丘陵の東端、八国山緑地の一部を切り開いたような立地条件で、広い敷地内にも建物に隣接して多くの樹木が立っています。
私の病室は一階で、南向きの窓の前には、変わった枝の張り方をしたヒマラヤスギの巨木が立っています。
窓も部屋も、その大きな枝葉が作る傘にすっぽりと覆われている感じがします。
これは大変気に入って、この木を前に、この部屋で、木のざわめきも聴かず眺めず、インターネットなどしている場合じゃないと思い、院内にネットワーク環境のないことはそれほど苦にはなりませんでした。

何日かして咳もだいぶおさまったころ、看護師さんが話してくれました。
この病室と窓の前のヒマラヤスギは、「となりのトトロ」のサツキとメイの姉妹が、猫バスに連れられて入院中の母親を尋ねてきて、巨木の枝に座って病室内の母親を見るシーン、その場所のモデルとなったのだそうです。
病室内のベッドからよく見えるその木の枝の曲がり具合を見ると、さもありなんと思います。
作者の宮崎駿さんも、きっと、この病室から目の前の曲がった木の枝をみて、そのシーンを着想したのだろうと容易に想像されます。

病室のベッドに寝た視線で…… ヒマラヤスギの大木、座りやすそうな枝が良く見えます

© 2018 Google

ヒマラヤスギの大木が窓を覆う……

© 2018 Google

新山手病院(トトロでは七国山病院)その上空から西を望む…
中央にヒマラヤスギとその陰になる入院病棟
周囲は八国山緑地、遠くの少し濃い緑の帯は狭山緑地、
山並み左から、丹沢山、富士山、手前に奥多摩、秩父山系、その手前に西武ドーム、
その右あたりにトトロの森の1号と3号

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「となりのトトロ」ストーリー部分引用:

夏休みとなったある日、二人が隣のおばあちゃんとトウモロコシを収穫していると、病院からの電報が届く。
母が体調を崩してしまい一時退院が延びるというのだ。
しかし、いくら仕方ないと言い聞かせても駄々をこねてばかりいるメイに、とうとうサツキは「お母さんが死んじゃってもいいのね」と怒って大ゲンカしてしまうが、不安なのはサツキも同様であり、メイが立ち去った後で母が死ぬかもしれないとおばあちゃんの前で泣き出してしまう。
その後メイが姿を消しているのが判明する。村中でメイを探すが一向に見つからず、途方にくれたサツキがトトロに助けを求めると、トトロがネコバスを呼んでくれる。
サツキを乗せたネコバスは風のように走り、道に迷って泣いていたメイを見つける。メイは母にトウモロコシを持って行きたかったという。

それを見たネコバスは二人を病院に連れて行く。
そこには元気そうに父と話す母の姿があり、それを見た二人は安心する。
母が二人の気配に気づき窓辺を見上げると、そこには『おかあさんへ』と彫られたメイが持ってきたトウモロコシが置かれていた。
 - ja.wikipedia.org

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改訂:2018.05.05 写真レイアウト変更
2019.05.26 病室→この病室
2020.06.12 レイアウト刷新

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