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Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の, こだまし, 雲に入り, 野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

改訂情報:


- The Alexander Brothers : Nobody's Child リードに加筆, 一部記述変更

- ホセ・カレーラス「光さす窓辺」 対訳付き原語歌詞掲載

2018-05-21

フルート: E. パユ "エフゲニー・オネーギン"


チャイコフスキーのオペラ「エフゲニー・オネーギン」のパラフレーズ。
いかにも、エマニュエル・パユ氏らしい、気合の入った一曲。
終盤、客席にいるジェームス・ゴールウェイ氏が映されるが、気のせいか唖然としたような表情 (Time:4'48")。



曲は、P. I. チャイコフスキー作曲 オペラ「エフゲニー・オネーギン」第2幕 第2場、レンスキーのアリア『わが青春の輝ける日々よ』によるパラフレーズ(自由な形式による編曲・変曲)。


アリア『わが青春の輝ける日々よ』:
ラーリン家と親しいレンスキーは、当家の次女オリガとの恋路に横やりを入れる、エフゲニー・オネーギンに激怒し決闘を申し入れる。
決闘の場となり、オネーギンを待つ間、レンスキーが歌うアリア『わが青春の輝ける日々よ』。
自らの過去と未来に思いをはせ、愛借の念に沈むレンスキー。

後悔するも時すでに遅く、決闘で、レンスキーは撃たれ、あえない最期を遂げる。
撃ったオネーギンは恐怖にかられ、以後数年間を外国での放浪生活のうちに過ごすこととなる。


∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥


Bravo !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

6'05"
"Paraphrase de Concert sur l'opera 'Eugène Oneguine' de P. Tschaikowsky"
Comp: Paul Pabst
Arr. for flute: Unknown
Fl: Emmanuel Pahud
Pf: Fuminori Tanada
A Paris, lors de la IVe convention française de la flûte,
au conservatoire à rayonnement régional.
Novembre 2012.


注)オペラの原作、韻文小説「エフゲニー・オネーギン」の作者、アレクサンドル・プーシキンは、自身が決闘の場には何度も挑み、最期は決闘のピストルで撃たれ負傷した2日後、37 歳であった。抄録-ja.wikipedia.org
注)Emmanuel Pahud = ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の現主席フルート奏者、ソリストとしても幅広く活動している。


改訂:2019.08.22 文字サイズ調整


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