"Felix The Cat"「フィリック」(リンク更新)

ティーン・エイジャーの頃、つまり大昔、好きで毎回欠かさず見ていたテレビのマンガ「フィリック」。
浦太郎の記憶では、放映が始まってしばらくの間は、白黒テレビで、やがてカラー放送が始まって…… "黄色いカバン" の印象がはっきりしたように思います。

テーマソングも日本語の歌詞で、ペギー葉山さんが歌っていました。

　　　♫ フィリックちゃん、お利口猫ちゃん ♫
　　　♫ いつでも黄色い　カバンを持ってる ♫
　　　・・・・・・・　　以下不詳


という出だしで、番組のタイトルとともに、"フィリック" で、"フィリックス" ではなかったと思います。

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このクリップを見て、本当に久しぶりに、声を出して笑ってしまいました。
この頃は、誰かが訪れてくれている時こそ、冗談を言ったり、何か失敗したりして笑うことはありますが…… しかし、一人家にいる時、つまりほとんど毎日、声を出して笑うことなど、まったくありません、しごく当たり前ですが。
なので、一人で笑ったあと、その時だけ生き返ったかのような、何か変な気がしました。

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ビデオ・クリップは英語ですが、絵を見るだけで、言葉無用で面白い。
作者も、言葉の扱いは巧みで、カンガルーの声と、"大博士(professor)" のつぶやきの1/3ぐらいは、ペチャクチャグチュグチュ、と、意味のある言葉にせず、効果音のように扱ってうまく雰囲気を出しています。
そうはいっても、もっと言葉が判ると、ギャグも楽しいはずなのですが、なかなか聞き取れません。
小さくなった体を元に戻す装置の上で、カンガルーに「肩のパッドはなし、サイズ 44」と "注文" をつけたところで笑っても、その後が・・・判らない。
いや、それだけでなく、あっちもこっちも、聞き取れなところだらけなので、何か笑えるギャグを聞き逃しているのだとは思いますが、それでも、およそ察しがついて楽しめます。

半世紀以上前のマンガですが、今見ても、全く、色あせたり時代遅れになったりしていないのは、驚きです。
それどころか、素早い場面転換、切れ味のいいカット替り、省略のうまさ、ハミングして歩くカットの楽しさなどには、改めて感心することしきり。

"大博士" の空想科学的な発明品の装置あれこれが、今見てもまったく古臭くなく、さすが大博士、発明が時代を超えているようです。
当時の、アナログ・テレビ放送やブラウン管テレビの技術は、その後更に高度に発展し、そして、もうとっくに廃れてしまっているのに……。

テーマ・ソングの英語の歌詞が、私には聞き取れないところがあったので、ネットで探して ”Felix The Cat” の歌詞を見つけました。
著作権保護のため原語全文掲載も全文翻訳も不可であるため、その大意のみを記します。

フィリックスは　猫の中の猫
素敵な　素敵な　猫
いつでも　困った時には　(Whenever he gets in a fix)
魔法のカバンに　手を伸ばす　(He reaches into his bag of tricks)

フィリックスは　猫の中の猫
素敵な　素敵な 猫
きっと　あなたは　大笑い　(you’ll laugh so much )
横腹が　痛くなるほど　(your sides will ache)
心臓が　ドキドキするほど　(your heart will go pit-a-pat)
注目！ フィリックス・・・ (Watching Felix...)
素敵な　猫

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a-ha-ha, a-ha-ha !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

07'25"

“Felix The Cat”

Comp: Winston Sharples
Lyrics: Unknown
Vo: Ann Bennett

改訂：2020.01.12 レイアウト更新 末梢表現修正
2023.10.28 埋込動画リンク更新