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Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の、こだまし、雲に入り、野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

2017-07-08

白鳥 の「ありがとう〜ハグ」


野生動物が、幼い時人間に育ててもらったり、大怪我を人間に癒してもらったりすると、野生に戻されてから年月を経ても、それを覚えていて、再会すると近づいてきて抱きついたりする、という話は、ライオンやゴリラなど、哺乳類の例はいくつか聞いたことがあります。

しかし、鳥類となると、そういう話は聞いたことがありませんでした。

ビデオ・クリップは、イギリスのアボッツバリー・スワンナリー(白鳥飼育所)で起きた、人と白鳥の深い絆のお話。
ナレーションのテキストも載っていたので、その訳を記します。

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これは、人間と怪我をした白鳥、の間に育まれた、大変感動的なできごとで、白鳥が、単に感謝するだけではなく、彼に深い信頼を寄せていることを表した、際立って心温まるひと時です。

リチャード・ヴィーゼ氏は、この傷ついた白鳥に遭遇したとき、テレビ番組 "Born to Explore" を開催するために、数年前に英国の Abbotsbury Swannery を訪れていました。

白鳥は、金網のフェンスに飛び込んで負傷していました。ヴィーゼ氏は動物に近づき、それを治療のための聖域に運ぶ前に、楽にしてあげようと試みました。

それから数年ののち、白鳥とその救助者が再会し、そして、その動物は、ヴィーゼ氏が彼のために何をしたか、忘れていないようでした。

ヴィーゼ氏が ABC News に語ります:
「私が、白鳥を私の側に寄せると、白鳥の心臓の鼓動が聞こえるような感じがしました、そして、白鳥は、すっかり首をリラックスさせて、その首を私の首の周りに巻きつけたのです。ある動物が、あなたに完全な信頼を寄せる時、それは、とても素晴らしいひと時です。」

「彼らは、縄張りを持つ動物で、例えば、人間が巣に近づけば自分自身を守ります、更に、」ヴィーゼ氏が ABC に語ります「白鳥たちは美しい動物であると同時に、彼らは、人々の近くで、獰猛である場合もあり得ます。」

そうですね、この白鳥にかぎっては、ヴィーゼ氏に扱われて、恐れを感じて飛びのいたり、あるいは、攻撃したりはしませんでした。
それどころか、白鳥は、自分の救助者の腕の中で完全に安全であることに気がつき、そして、ヴィーゼ氏と、忘れがたいハグをしてもよいと思う、それ以上のものを感じたのです。


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“Mr. Richard Wiese with His Swan”
Abbotsbury Swannery, England


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